【絵の上達法】目指せ子供の絵!「絵が上手い」の定義とは?

2022年9月14日

こんにちは、木炭とパステル画家のクロマトです。
今回はタイトルにもあるように
子供の絵を目指そう!という話題です。
ぜひ最後までご覧くださいませ。




【絵上手い、下手について】

みなさん、絵を描いていると
「上手いなあ」「下手だなあ」という話をよく聞きませんか?

でもそれって、技術の話がほとんどなんですよね。

リアルに描けているからすごい、
細かく描けているからすごい
といった感覚で


判断基準が分からない抽象画は理解できなかったり。

私にとっての「上手い絵」という言葉は
「その人の個性が上手いこと表現されている絵」の略語みたいなものなんです。
人それぞれ、似たような人はいたとしても

一時として、同じ人生を同じ感覚で歩んだ人はいないのです。
0歳の赤ちゃんだってそうです。自分とは違う経験をしているんですね。
そこでどうやったって、いくら謙遜しようとも生まれるのが個性です。


技術、というのは
時に個性にフィルターをかけてしまう事もあるのです。
ジャンルによっては、もちろん技術が必要な事もありますし
技術が高いほど、分かりやすく評価されやすい
というのも事実としてはあるでしょう。


しかし言ってしまえば
技術というものは、つけようと思ったら誰でもつけられるものなのです。


写真のような絵も、細密な風景画も
技術を学んで、練習を積み重ねれば誰でも描けるようになります。


でもそこにこだわりすぎると
「技術を身につければ誰でも描けるようになるよね」
という絵になっていってしまって
あなた自身を見失っていくと思います。


それこそ、最近はAIでも絵を描ける時代になってきましたから
すぐに追い越されてしまうかもしれません。


そこで改めて、「自分の個性ってなんだ?」ということを考えてみてください。
さあ、人間であるあなたの個性はなんでしょう?


あなたにしか分からない、あなたしか持っていないものです。
身体や心、事象に抱く感情などに
その正体が眠っているはずです。


今すでに技術を持っている方も、
なんの技術もないよという方も
ぜひ、あなただけのエネルギーを
どん!と絵の中に注いでいただきたいのです。


【子供の絵を目指したい!】

ところでみなさん、子供の絵って見た事ありますか?
むかーしの自分のお絵描きでも良いのですが
あれって、すごくないですか?


例えば、
母の日などにスーパーに飾られる、お母さんを描いた絵や
小学校の前に飾られている絵の数々。


「ものすごいエネルギーの塊だな」と私は思うのです。
技術で隠れていない、個性だけで描いたような作品たち。
私はよく圧倒されてしまいます。


そこである時、思ったのです。
「絵描きが目指すべきお手本はこれだな・・・」と。


私はそんな、エネルギーの塊である子供の絵を目指したいと思いました。
しかし同時に、壁にぶち当たるんですよね。


だって私は大人になるまで生きてきていますし
社会での経験も、絵の技術も学んできました。
どうやったって
それを自然と使ってしまうのです。

子供の絵を目指したいのに
毎年人生を経験して、歳を重ねていくという矛盾。
こりゃもう、永遠の課題かもしれませんね。


それでも子供の絵のような
エネルギーだけがそこに詰まっているような
純粋な感情だけがそこにあるような
そんな絵を目指したいと思っています。


つまり今回は
技術を高めることに固執しないで、
もっとあなたも私も
純粋な個性を絵に込めていけたらな、というお話です。
いつの間にか見えづらくなってしまった
自分の純粋な個性というものを
一緒に追いかけていけたら幸いです。


↓ちなみに、私が幼い頃に描いた絵です笑

【絵描きさん、みんな仲間!】

私クロマトは、すべての絵描きさんを心より応援しております。
上手い下手も、初心者でも何でも関係ありません。
私だって、まだまだ駆け出しの身。
肩を並べて、あなたと一緒に進んでいける事を願っております。
この記事を見ていただいてありがとうございます。

クロマト

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